東京の空を見上げて、思い出が溢れ出しそうになるのを、目を閉じてこらえる。
最後の日、Berkeleyはすごく風が強くて、明るい太陽がふと姿を隠すと身震いするほどの寒さだった。寂しげなキャンパスは静かに私を見送ってくれました。
焦燥感と不安とプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、血眼になって机に向かったこともあった。自信が打ち砕かれて絶望に沈んだことも、悲しみに打ちひしがれてただ全てを忘れるように本を読みふけったこともあった。でも、いつでも大事な人たちがいて、皆同じように努力している姿を目にして、そんな図書館が私は大好きでした。1年の大半をここで過ごしたような気がする。
私の指定席。次は誰が座るのだろう。
寮のカフェテラスは、仲間の集う幸せな場所でした。
授業が終わって、ジュースをのみながらここで本を読んでいると、必ずどこからか私を呼ぶ声がして、そこ抜けて明るい笑顔が集まってきた。テニスをしにいくんだと元気そうに出かけるあなたたちをよく見送ったものでした。
Stanfordと比べれば大衆的かもしれない
Harvardと比べればまとまりがなく
UCLAと比べれば華やかさに欠ける
そんなUCBerkeleyの温かいキャンパスが私は大好きで、自慢で、しかたなかった。
たった一年、留学生として過ごしただけと言われるかもしれない。
でも私にとっては、愛する母校です。
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